Forest

鳥のように彷徨って
あなたを少し想った
暗い霧の中惑う
少し羽を休ませて

ないて ないて ないて ないて ないた
溺れるほど 強く 強く ないた
壊れそうなわたしに背を向けて
新緑は頬を掠めていく
永遠を閉じ込めたのは
うつろな偶然だった
淡い眠りについても
ここはとても眩しくて
覚めていく

鳥のように飛び立って
同じ朝に舞い戻る
散らかった陽だまりの中
深く体をうずめて

ひとつ ひとつ 落とし続けてきた
よわい わたし 拾い集めるたび
壊れそうだなんて口にしては
深緑は色をなくしていく
永遠を閉じ込めたのは
うつろな幻なのに
あなたの影は今でも
わかったような顔しては
遠ざかる

ないて ないて ないて ないて ないた
溺れるほど 強く 強く ないた
壊れそうなわたしに背を向けて
新緑は頬を掠めていく
永遠の夢が覚めても
あなたの森を探した
痛い静寂の中で
願うように求めてた
抱きしめて
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