Tシャツに口紅

夜明けだね 青から赤へ
色うつろう空
お前を抱きしめて

別れるの?って 真剣に聞くなよ
でも波の音が
やけに静かすぎるね

色褪せたTシャツに口紅
泣かない君が 泣けない俺を
見つめる 鴎が驚いたように
埠頭から翔び立つ

朝陽が星を塗りつぶす
俺たちを残して

これ以上君を不幸に
俺 出来ないよと
ボツリと呟けば

不幸の意味を
知っているの?なんて
ふと顔をあげて
なじるように言ったね

色褪せたTシャツに口紅
泣かない君が 泣けない俺を
見つめる 鴎が空へ 翔び立つ
動かない俺たちを
俺たちを 残して
×