ふたりなら

ここにたどり着いた 迷い選んだ道だ
褪せたアルバムの中の君

せつない顔でめくる そこに僕はいないけど
ほのかな薫りは 確かにするよ

誰のために笑ってるの
今と同じ表情をして

君が指先でなぞる写真を
柔らかな言葉で包むんだ

この頃の君 肩越しの君
僕のすべてになる

やっと抱いたものと 砕け散ったものを
忘れることはできない ふたりさ

あの日君と出逢ったとき
ふいに風が どこかを抜けた

遠い約束 守れたようだ
時間に少し 遅れたけど

僕の知らない 僕がいたんだ
君のすべてになる

書き換えられるさ ふたりなら
歩いてゆけるさ ふたりなら

あの日君と出逢ったとき
ふいに風が どこかを抜けた

遠い約束 守れたようだ
時間に少し 遅れたけど

懐かしいものが増えつづけては
ふたりのすべてになる

ふたりのすべてになる
ふたりのすべてになる
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