翌(あす)なき春

涙溢るる夜 星はまばたき
全て忘れよ
今も僅か残る その温もりを
そっと抱きしめて

この大地に 眠れるその日まで
ばら蒔きたい
愛の愛の花びらを その日まで
人は皆去りゆく 名残り惜しさは綴れ錦に

二度と還らぬ日々 時は冷たく
背を向け去りぬ
翌なき春
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