空は希う

産まれた朝の天気はそれぞれでも
広い空はすべての命を包んだ

雨の日も雪の夜も変わらないのは
雲を抜けた先には広がる青い空

産声が響くたびに かけがえの無いものが増えて
あなたがそのひとつだよ だから泣かないで
この空に還る時まで 数えきれない涙越えて
あなただけが切り開ける 道がきっとあるから

痛みも感じないほど傷ついたなら
顔を上げて見上げて私はここにいる

向かい風強いほどに 守ってあげたいものが増えて
あなたがそのひとつだよ だから負けないで
この空に還る時まで 抱えきれない悲しみ越えて
あなただけが切り開ける 未来がある必ず

離れてても いつでも そばにいるよ 守り続けるよ

産声が響いた日を けして忘れない
あなたもまた同じように 誰かを愛して
この空に還る時まで 私を見上げて
あなただけが切り開く 明日はきっと今までで一番の
空になる
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