スクールカースト

ふたりでさぼった日、
歌った歌と
変な顔して撮った写真と
夕陽が落ちてオレンジ色に
染まった体
走馬灯みたい

決めたくないことばかり
うるさいほど
主張してくんだって
絶対なんて思うこと
そんないっぱいないかな

やぶれたタイツを
履いて向かった
ライブハウスは
ホコリのにおい
見慣れないあの子は
ひとり寂しそう
染まった心
奪われていた

干からびた机には
借りたままの漫画がおいている
返そうとしたけれど
受け取ってくれない

やわらかい心では
限界がきて
ぼろぼろになっていく
簡単な疑問ほど
誰ひとり答えない

めんどくさいことばかり
うるさいほど
主張してくんだって
やりたいなんて思うこと
いっこあったら十分
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