光の車輪

例えば僕らが歳を取っても
この景色だけは 忘れはしない
呼吸を潜めて朝を待っていたんだ
山の輪郭にラインが通る
準備なんてない
走り出せば いつだって全てが始まりなんだ

遥か向こうへと 光を繋いでいけ
幼い頃に見た絵画のような
愛おしい場所 探す旅路を
転がれ車輪よ ずっと

例えば僕らにシワが増えても
何も変わらない瞳でいたい
瞼を開ければ昼になっていたんだ
新緑ざわめき 命が透ける
こんなもんじゃない
そう思えたら なんだって全てが燃料なんだ

雲の向こうへと 記憶を繋いでいけ
幼い頃に聞いたメロディのような
安らげる場所 探す旅人
このままどこまでも

遥か向こうへと 僕らを連れてゆけ
幼い頃に見た絵画のような
愛おしい場所 探す旅路を
何度壊れてもまた
転がれ車輪よ ずっと
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