時の方舟

揺蕩う世界の片隅で
残さず静かに拾い上げる
誰かが落としてった夢の片道切符を
彼等が残してった生きてる証を

時の方舟はゆらり時代の河を
流れ流されて漂う四季に酔う
漂う四季に酔う

傾く世界の真ん中で
捧げた祈りは星になって
新たな生命の産声は響く
亡くした生命とすれ違う様に

もう一度手を伸ばして届かなかった全て
胸に抱き締めて新たな路を行く

旅路はまだ続く
×