ワルツ

まだ踊っているよ
ひとりで踊っているよ
きみの好きなあの歌で
家の酒 空っぽにして

昨日の雨 うそみたいに
きみの うそみたいに
ゆめうつつのままで
夜はまだまだ長い

かみあわないリズムが
ねじれたメロディーが
俺のほほをくすぐる
きみの寝息 思い出す

笑いつかれてひとり
踊りつかれてひとり
崩れるように落ちる
夜はまだまだ長い

まったく何も晴れないまま
きみだけがいないまま
抜け殻の見慣れた部屋
少しだけ眠らせて

oh

ゆめうつつでいよう
少しだけ眠らせて
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