誰でもない君へ

眩しすぎる空の果てに何を描いて
風に揺れる胸はめぐりめぐる
君の声は遠く海を越えて眠るけど
世界中の旅は明日に向かってる

春も夏も秋も あの雲は消えて
背負う影をいつか 光にかえてく
嘘も意地も涙も ふるえた言葉も
誰でもない君への 思いがあってのこと

かじかんでく指を離さずに歩き続けた
二人の冬は霧雨に凍りついたままで
どしゃぶりの雨にすべてを流せたら
憧れのあの場所に心が還るのに

朝も昼も夜も 溜め息に隠れて
熱い胸は時に 泣いているけど
歌も音も呟きも 優しい言葉も
誰でもない君への 思いがあってのこと

ゆれるゆれる想いが どこかで出会うなら
強い瞳の奥を 離しはしない
遠い国の錆びれた 街角を歩いてる
同じ空の下で 今を歩いてる

恋も愛も夢も この空の下で
背負う影をいつか 光にかえてく
嘘も意地も涙も ふるえた言葉も
誰でもない君への 思いがあってのこと
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