窓辺

出会いを知り
別れを見る
それが僕らの定めで

何も知らず欠伸をする
あなたは雲みたいだね

灰色の空を映した
窓の外を眺めて
かなしく笑うあなたを
愛おしく思うよ
ただ、あなたは風のように
いつか此処を去るだろう

この命が縮まろうとも
その寝顔が続けばいい
そう願ったこの身を見て
あなたは何を思うの

いつか別れがくるだろう
窓の向こうへ行くのだろう
その時あなたに話そう
“僕が走り終えた後、笑ってまた出会おう”

変わらぬ日々の中で
あなたを想っている。
×