あの夏の約束

乾いた砂にキミが 足もと取られて
肘の辺り支えた 想い出の渚

抜けない棘のように
小さな痛みが消え残ってる

“永遠”は“一瞬”の姿を留めたもの
移ろいゆく光と影
浅き夢見し ふたり
壊れかけた黄色いボートも所在なさげに
寄せて返す波の音は
遥か遠くキミの元へと
届くだろう

湿った風がキミの 髪をかき乱し
舞い上がる海鳥は 青い空高く

まぶしげな表情を
しっかりとこの胸に焼き付けて

なんとなく一緒には二度と来ない気がした
理由のない不安は何故
ボクを切なくさせる
いつかきっとあの日 あの夏の あの約束を
寄せて返す波に乗せて
遥か遠くキミの元へと
届けたい

緩やかな曲線は
海と空の形を描き出す

なんとなく一緒には二度と来ない気がした
理由のない不安は何故
ボクを切なくさせる
いつかきっとあの日 あの夏の あの約束を
寄せて返す波に乗せて
遥か遠くキミの元へと
届けるから
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