愛の歌

暮れなずむ街の火は螢の光 盲目の心には手がかりがない
クモの糸たどり何処へ行けばいい

矛盾だらけの想い切り刻んでも どんなに悔やんでも体は正直で
靴を脱ぎ捨てて瞳閉じて

もしも君の胸に蝶が迷い込んで 赤い傷に止まったら やがて咲く愛の花

染み付いた耐える日々 張り詰めた糸 心がやせても寄りかかれない
歩き疲れたら髪をほどいて ビルの屋上で星に抱かれ

揺れる夜空見上げる 涙よこぼれないで
遠い遠い天の川 今は手が届きそう

あぁ ちぎれた心 あぁ 月が泣いている

さぁ 自由な心で さぁ 生命を越えて

もしも君の胸に蝶が迷い込んで 真っ赤な傷をくすぐったら
それはもう愛の花
花鳥風月の歌 母なる大地の歌 そして孤独な恋の歌 素晴らしき愛の歌
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