mad

見たいものは見えて
何処にも行けない
知りたい程
足りない
錆びていく時間

めくれてくカレンダー
沈み込む月には
いつかの夢と
欲張りな魂が
減るの
減るの

街に出て
思い出した痛み
こころを
蜂のように刺す
もうすぐ誰より自由な羽が生えて
“この手を離さないでいて!”
もう綺麗に飛べなくてもいい
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