夢の名前

重いため息繰り返しては
別れの言葉を探しているね
あの時だとかもしかしてとか
言い出したらキリが無い
去りゆくとき何も要らない
涙も思い出も未練も言い訳も
叫ぶように「ありがとう」なんて
一番つらい言葉でしょう
藤棚の花の香りを忘れないと思う
青空に真白な飛行機雲
ただひとすじ

お互い同じ夢の名前を
追いかけたそれは真実のこと
生き甲斐だとか口に出したら
全てが言い訳になる
しあわせになってくださいなんて
恥ずかしくてとても言葉に出来ない
去りゆくとき何も要らない
そっとサヨナラだけでいい
遠い海の潮騒がふと
聞こえた気がした
君の行く未来に風が吹く
藤棚の花の香りを忘れないと思う
青空に真白な飛行機雲
きみにさよなら
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