宵待花

魔法よ醒めないで
この夜が明けるまで
雨音のような
君の声を聞いていたかった

喧騒に急かされて
アンドロメダを目指す
暗闇の眩しさは
まるで今の気持ちみたいね

いつかはわたしを愛して
迷子の猫より愛して
心は一つだけじゃ足りないの
「Will you love me?」
わたしとだけ月を見てて
その手を離さないで
星が空に溶けるまで
「Tenderly」
真横にいさせて
もっともっと

悲しみは癒えない
甘い囁きにも
恋は孤独の分身
青いリングをはめてる

言葉は一つだけで
強い魔力を持つし
素直になれたのなら
たぶん少しは変われたのに

いつかはわたしを愛して
鳴けない鳥でも愛して
命の風邪をたまにひきたいよ
「Will you catch me?」
いつも少しだけ冷たい
その手を離さないの
花が土に還るまで
「Tenderly」
このままいさせて
ずっとずっと

宵待花よ永遠に
密かに願い願い願う願う

いつかはわたしを愛して
迷子の猫より愛して
心は一つだけじゃ足りないの
わたしとだけ月を見てて
その手を離さないで
星が空に溶けるまで
「Tenderly」
真横にいさせて
もっともっと
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