ラストシーン (1st demo track)

幼気な瞳だけ
君はまだ今も嘘をつけずに
分かってる
気紛れなあの虹のまねをしてみただけ

浮かんでる 雲の向こうに
遠ざかる夢を描いて
石をなげうつうしろ姿に
声をかけるけれどうまく言えなくて
涙溢れる

思い出や記憶さえ
溜息のように消えてゆくのに
君はまだ 目を伏せて
言い訳も言えず 耳を塞いで

訪れた物語のラストシーン
腕を開いて飛び込んでゆく
黒い茨の刺さる林を抜ける
裸体を高く広げて飛び込んでゆく
強い光を浴びて 燃え尽きる

素晴らしい出来事の
その後にかかる虹を見たくて
君はまた嘘をつく
そして朝を迎え白い靄の中で
ひとり 微笑む
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