絲-ito-

透明が色づく 微かに熱をまとって
無邪気な声が季節を追い越した

果たせないままの 夢は今もそこに
思い出すたび秤は振れる

まるで別々の僕らが
重なった意味はきっとあるから

約束をしよう 切れないように
僕らが二度と離れないように
嵐の朝も 風和ぐ夜も
決意のそばに いつでも君がいるよ

言葉は少しだけ 正しく届かないけど
すれ違うたび気づけることもある

遠く響かないとしても
たったひとりだけ 君に伝えられたなら

約束をしよう 止めないように
あの日の声を忘れないように
霧ゆく朝も 星降る夜も
願いの中に いつでも君がいるよ

遠ざかる日々に言い訳したくないよ
躊躇いも情熱もぜんぶ 僕のものだから

約束をするよ
細い糸でも

約束をしよう 切れないように
僕らが二度と離れないように
嵐の朝も 風和ぐ夜も
霧ゆく朝も 星降る夜も
決意のそばで 願いの中で
いつでも君を想って歌うよ
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