争奪最前戦

せーので大きく吸って
悪夢を吐き出して
見たくないものは
見ないで済むように
君の身勝手な約束も
仕方ないねって笑えるように
誤魔化せるように

痛いの痛いの 知らないね
その頬 伝う涙 見えないね
飛んでいけなんてさ言ったって
魔法じゃないもんね
あぁ君の大義が知りたくて
この僕の悪知恵差し出して
明日には空も晴れるよって
言いたいだけなんだ

眠気まなこで見た
君の顔だけがやけに愛おしくて
柔な永遠 願うこと
僕の一生涯を祈ること

どんな些細な話でも
幼稚な文字でも ねぇ
ただ君と言葉を交わしたい
ただ当たり前だけを願いたい
それでいいのにさ
どんなふざけた会話でも
下らないことでも ねぇ
語り合って笑えれば
何よりの幸福だ

せーので眼を瞑って
暗闇の中へ
知りたくないことは
知らなくて済むように
僕の悪運だらけの
こんな生活だって
ほんと可笑しくて
顔を合わすんだ

どんな迷惑な話でも
繊細な文字でも ねぇ
ただ僕は君だけ見ていたい
両手の中で終わるくらいでいい
他のことなんて

ねぇ何を思っただろう
何を願っただろう
何を描いただろう
なんで想えただろう

どんな馬鹿げた未来でも
嘘みたいな世界でも ねぇ
ただ君と2人で迎えたい
ただ当たり前だけを目指したい
それがいいからさ
僕の心を貫いた
銃弾のような跡が ねぇ
愛であって欲しいと
そう願うから
そう決めたんだ
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