対馬海峡

空も海も 紅(くれない)に
染める夕日の 優しさよ
揺り籠みたいな 波の音
溢れる涙 止めどなく
対馬海峡 国境(くにざかい)
自分が小さく 見えて来る
不器用な ままでいい
もう二度と 迷わずに 生きて行く

北へ北へ 暖流が
カモメ引き連れ 流れ行く
あきらめきれない 夢を抱き
ため息ついた 夜いくつ
対馬海峡 堂々と
自分を信じて どこまでも
潮風に 背を押され
もう一度 立ち上がり 歩き出す

対馬海峡 国境(くにざかい)
自分が小さく 見えて来る
不器用な ままでいい
もう二度と 迷わずに 生きて行く
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