サイダー

夕日に背を預けて
君の隣歩いている
手をつないでいるのは
長く伸びた影だけ

思いは強くなるのに
タイミング 指をすり抜けてく
うるさい心臓の音を
涼風に冷ましながら

夏の終わり 友達止まり 焦る心そばに
オレンジから赤く染まっていく
どうか聞いてほしい

何度も何度も溢れてく
僕の気持ちは まるでサイダー
痛みも迷いも預けてほしい
分かってしまった
きっと愛だ

言葉に変えてしまえば
たった 2文字 簡単なはずなのに
いつまでも握りしめる
夕立のせいにして

雲の隙間 差し込む光 見透かされるように
呆れるほど君に染まっていく
どうか聞いてほしい

何度も何度も飲み込んだ
もういらないや ぬるいサイダー
言葉より先に抱き寄せてた
頭の中でだけ
やるせないなぁ

透明なままの名前のない関係はもうやだよ
閉じ込めたい 君を腕の中に
ギュッと 離さないから

何度も何度も溢れてく
僕らの気持ちはいつのまにか
迷いなく透き通り重なってく
もう止めたくないよ
君のせいだ

2人の間に甘いサイダー
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