時の隙間

時の隙間に滑り込むように
にじんだ記憶を繋ぎあわせては
捨てたはずの恋の痛み雨が

すべて分かり合って終わりにした恋
また逢えるよなんて 嘘ついてたけど
電話さえもできないまま
思い出すたび切なくなる

何故こんなに悲しいの 何故こんなに逢いたいの
忘れてしまいたいのに 昨日のように覚えている
つま先立て歩き出す 傘の波にたたずむ
やるせないこの想いを 雨よそっと洗い流してくれ

あの日この場所で 同じ雨の中
笑ってふたりで別れ告げたのに
気がつけば君のことを
いつも いつも 考えている

何故こんなに悲しいの 何故こんなに逢いたいの
君はもう忘れたの 昨日のように覚えている
つま先立て歩き出せ 臆病になった心
自分を悔やんでみても もう恋なんてできはしないだろう
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