少年

朝焼けに 瞳をこらして
少年は 風に吹かれてた

くすぶる胸に 火を投げ込んで
みえない明日へ 歩き始めた

なにひとつ 頼るものもなく
ただひとつ 夢だけがあった

新しい街 冷たい笑顔
傷つくたびに 嘘を覚えた

あふれる人波に 震えながら
なくせない夢だけ
抱きしめてた

走り続け たどり着けば
なにもかもが
その手につかめるはずだと
迷いもなく 信じていた
どんな遠い場所でも
必ず行けると

ありふれた 夕暮れの街で
少年は 少女に出会った

愛することを 覚えるうちに
夢見ることを 忘れていった

こぼれ落ちる様に 時は流れ
つないだ指先も
ほどけてゆく

胸の中で 散切れるほど
叫んでいる
あの日の少年の俺が
忘れるなと 壊れるなと
目をはらして 心を
叩きつづけてる

胸の中で 散切れるほど
叫んでいる
あの日の少年の俺が…
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