ふるさと恋唄

冷や酒 徳利 耳もとで
揺らせば聞こえる 波の音…
女ひとりの 淋しさよ
帰るその日は いつになる
ハ~ 故郷が
酔えばなおさら 近くなる

指折り数えりゃ 母の年令(とし)
越してまだみる 母の夢…
膝のぬくもり 優しさよ
胸に面影 また浮かぶ
ハ~ 故郷が
酔えばなおさら 近くなる

お酒にむせた ふりをして
こぼれる涙を 指で拭く
鰹取る船 出る頃か
帰るその日は いつになる
ハ~ 故郷が
酔えばなおさら 近くなる
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