diorama

夕日より赤く 朝日より白く
藍よりも青く 染まってく
昨日より遠い 今日の朝
まるで溶けてゆくように煌めいて

目を細めて覗きこんでみても
その世界はまるで影法師 手を伸ばしても
触れられるのは中空(なかぞら)の霞
きっとまだ見えない

届きそうな地平線の彼方まで
追いかけた 明日の背中を
どこまでも続く不完全なパノラマ
瞬く時は戻せないけど
それでも翔ぶよ永遠(とわ)に

色彩は淡く 足取りは軽く
透明な空を見つめてる
昨日より近い 今日の夢
まるで憧憬(しょうけい)のように融けてゆく

目を覚まして振り返ってみても
その世界は伽藍堂(がらんどう)のSilence
今選ぶのは ただモノクロの思い

繰り返し描く未来のその先へ
道標 走り続けても
今はまだまだ未完成なジオラマ
孤独な空を羽ばたいて

傷も痛みも迷いも私のモノじゃない?
いつだってどうしたって切り離せないんだ

臆病な心の在り処を
(繊細な翼で)
吐き出して 絡まって
(壊れぬよう守って)
それでも光は
(かざした手の光は)
まだ消えない
(まだ消えない)

繰り返し描く未来のその先へ
灰色に染まるこの夜を超えて
その手を伸ばせ

届きそうな地平線の彼方まで
追いかけた 明日を目指して
今はまだまだ未完成なジオラマ
瞬く時は戻せないけど
それでも翔ぶよ永遠(とわ)に
孤独な空を羽ばたいて

Lalalala…
(いつもの場所で いつもの顔
それだけの祝福を)
Lalalala…
(変わらないもの 変わることも
続いてくほら)
どこまでも
(どこまでも)
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