小舟

うとうとしてる間に
短い夢を見た
小舟が君をのせ
湖畔を離れてく

あたりは靄がかり
櫓を漕ぐ音だけが
幽かに聞こえくる
すすきの野の原で

んんん…

ああ君の声なのか
影かと思ったよ

もう何も聞こえない
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