夜の匂い

いつかの辛い日々は
口に出すのも少し応えて
もどれない過去の果てのそのまた向こうへ全部
分からない様に隠してきたんだ

探したはずの君は
いつ間にか そこに佇んで
薄暗い深い霧の中で手を繋いでずっと
あどけない顔でこちらを伺う

微笑みあい交じり合った呼吸
煌めく炎 波打つ砂漠
はしゃぎあい弾け飛んだひかり
裸の僕らを夜が攫ってく

冷たい空気に馴染んでいく身体
静寂する夜に吐息を泳がせる
鮮烈な時間に言葉もなくし
叫び出してしまいそうな思いを抱いて

微笑みあい交じり合った呼吸
煌めく炎 波打つ砂漠
はしゃぎあい弾け飛んだひかり
裸の僕らを夜が攫ってく

頬すり合い見つめ合った瞳
震える声 脈打つ鼓動
心地よい分かりきった想い
裸の僕らを夜が攫ってく
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