夕立ちと二人

いつでもそばにいたクセに 馬鹿だよ気付かなかった
別れの言葉切り出せず うつむく君に…

知らず知らずにスレ違う 心と心の距離は
となりに座る姿さえ 小さく映す…

晴れた夏の午後 待ち合わせ
ふたり過ごす ハズだったけど
突然降り始めた雨は
カサの無い僕達の約束 流してゆく…

人ゴミの中消えてゆく 陽炎みたいにゆれて
後姿を引きとめる 声もないまま

明日又ここで会おうかと
君に言えるハズだったけど
突然降り始めた雨は
カサの無い僕達の思い出 流してゆく…

おだやか過ぎる 景色の中で ふたりは寄りそって
幸せに似た退屈の中 ふたりは眠ってた…

いつか街角で見かけても 君は知らない大人の顔
突然降り始めた雨は
若すぎた僕達の約束 流してゆく…
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