こんぴらふねふね

こんぴら船ふね 追手(おいて)に帆かけて
シュラ シュ シュ シュ
まわれば四国は 讃州那珂(さんしゅうなか)の郡(ごおり)
象頭山(ぞうずざん) 金毘羅大権現(こんぴらだいごんげん)
一度まわれば
こんぴら船ふね 追手(おいて)に帆かけて
シュラ シュ シュ シュ

こんぴら石段 桜の真盛(まっさか)り
キラ ラララ
ふりそで島田が さっとあがる
すそには振り来る 花の雲
一度まわれば

こんぴら深山(みやま)の 青葉のかげから
キラ ラララ
金(きん)の御幣(おへい)の 光がちょいとさしゃ
海山雲(うみやまくも)きり 晴れわたる
一度まわれば

こんぴら深山(みやま)の 青葉のかげから
キラ ラララ
お宮(みや)は 金毘羅船神様(こんぴらふながみさま)だよ
キラ ラララ
時化(しけ)でも無事だよ ぼんぼりやあかるい

いかりをおろして 遊ばんせ
一度まわれば

お宮(みや)は 金毘羅船神様(こんぴらふながみさま)だよ
キラ ラララ

金毘羅大祭(こんぴらたいさい) 夜ふけの行列
ヨイ セッセ
鳥毛(とりげ)のかけごえ 頭人(とうじん)の下座(げざ)ぶれ
神事場(しんじば)は花火で 白(しら)みゆく
一度まわれば

こんぴら船ふね 追手(おいて)に帆かけて
シュラ シュ シュ シュ

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