悪者

君の英雄に憧れた
笑う顔見て僕も笑った
冷たい街に背向けても
君が居るならそれでよかった

優しさはいつかの贈り物
無くしちゃったら奪う物
君が喜ぶ度に嬉しくて
罪に罪を重ねたの

あの時あげたプレゼント
君は何処か寂しそうで
僕は瞳に溺れていたの
そう 馬鹿で自惚れてたの

目を覚ましたら 幾つにも
傷つけてたの? 幾月も
ごめん、今更。

“悪者だね”

幾千万もの罰を科されてもいいよ
君だけの英雄になれるならいいの
それだけでいいの

クマの人形と話してた
小さい頃は溢れてたんだ
触れたい物に触れられるほど
余ってたんだ 自信と勇気

思い出はいつかの宝物
埃被れば化ける物
過去に囲まれ欠けている僕に
意味を与えてくれたの

君の英雄に憧れた
笑う顔見て僕も笑った
紅 街に火をつけても
僕が要るならそれでよかった

目には見えない 幾つにも
傷つけてたね 幾月も
ごめん、今更。

“悪者だね”

幾千万もの罰 犯されてもいいよ
君だけの英雄になれるなら

君だけの英雄になれるなら
君だけの悪者になれるなら
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