やわらかな夜

窓の外から
やわらかな夜が
微笑みを抱いて
あの子を照らすの

置き去りにした
生まれたての声
その手に戻し
花束に変える

今までずっと
待っていたの
あの子が踊り
空を越えていけるような
やわらかな夜
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