諏訪の御神渡り

諏訪湖を渡って 吹く風が
冷たく頬打つ 肩を打つ
恋の通(かよ)い路(じ) 御神渡(おみわた)り
あなたお願い 今すぐ 今すぐ逢いに来て
心変わりを 疑えば
涙しずくが 凍り付く

女の心に 幸せの
灯(あか)りを灯(とも)して くれた人
氷連(つら)なる 御神渡(おみわた)り
せめてお願い 音信(たより)を 音信(たより)を届けてよ
鳴いて白鳥(しらとり) ただ一羽
群れにはぐれて 誰を待つ

今年は御柱祭(まつり)も あるものを
なぜなぜ二人は 逢えぬまま
恋の通(かよ)い路(じ) 御神渡(おみわた)り
あなたお願い 今すぐ 今すぐ抱きしめて
私いつまで 待てばいい
雪に埋もれて 立ち尽くす
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