日本の九月の気層です

何もかも嫌になって
そして味気ない水を噛んで
芝居がかった自由自在に

からめとられている

感受性の檻からあなたに贈った言葉さえ
共感の羞恥で排水になっていく

操縦が効かなくて
借り物だった痛みが喉に刺さる

運命と呼ぶには怠けていて
Type-Cの脳が欲しい!

何もかも嫌になって
まるで灰みたいに変わっちゃって
無人になった胸の奥で
奇怪なサイレンが喚く

感受性の檻からあなたに贈った言葉さえ
曖昧になっていく
価値観の参列に並ぶ?
どんな目をして?

つまんない音とか、
量産機を祈りって呼ぶの、やめて

「これでおわり」
上がる雨が
「次はあなたの番」
なんて、囁いて嫌だった

何もかも嫌になって笑う
何もかもバグっちゃって
お前のせいだ
不戦条約も遠く空に消えた

感受性の檻からあなたに贈った言葉さえ
水泡に帰してく
当面の財産も消える
愛に生きるか

これから先、どうなるだろうね?
どんな血が流れていたって
抱きしめて愛せるか

本当、どうかしちゃってるんだ

何もかも嫌になって
八の字描いた夜の方へ

いだいてたって
いなくなったって
きれいじゃなくたって
いいよ

かわいくなんて、
きれいになんて、
こたえになんて、
ならないでいいよ
そうきこえてきた

気がした!
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