黄金色の砂

惹かれあっても 心ははぐれ
涙ぬぐって くれたのに
海と陸とが めぐりあう
砂丘はどこか さみしげで
思いきれずに ふりむけば
ひとり旅路が 身にしみる 身にしみる

名残つきない あの日がつらい
いかに忘れて 生きるのか
砂のさざなみ 風紋の
砂丘はどこか さみしげで
肩を寄せ合う 人もなく
淡い面影 ながれ雲 ながれ雲

旅の終わりは もうじき近い
過ぎたあの日は 戻らない
明日を失くした かなしみの
砂丘はどこか さみしげで
黄金色した 夕暮れは
砂の大地に 風が舞う 風が舞う
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