オンリーミー

ポケットに手を突っ込んで
別に眠くもないのに欠神のフリ
優鬱なんだずっと キッカケは無いけれど
不意に取り出した携帯に
映し出すはいつもの待ち受け画面
「期待なんてない」なんて 言えば嘘になってしまう

誰かになりたくないと願う僕が
なぜだろう 普通じゃないと怖くてたまらないんだ

満ち足りたこの時代で 満たされない僕らはそっと
燃やし続けるのさ 悲しみだけで終わらせたくないんだ
踏み出したあの一歩が 繋いだ今を刻んでるよ
酸いも甘いも 確かめてみたいんだ
僕だけの人生なんだ

何も無いと嘆く夜も
誰かを思い焦がして迎える朝も
いつかの夢のような瞬間さえも
僕だけ君だけの同じ価値の時間なら

満ち足りたこの時代で 満たされない僕らはそっと
燃やし続けるのさ 悲しみだけで終わらせたくないんだ
踏み出したあの一歩が繋いだ今を刻んでるよ
酸いも甘いも 確かめてみないかい?
僕だけの人生じゃないか
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