ひとりぼっちの旅

夜汽車の窓から 逃げてゆく
ふたりの想い出 街灯り
ごめんなさいの ことづけを
他人に頼んで 出た私
自分勝手な 娘だと
あなたは怒って いるでしょう

どこまで行くかと 聞くひとに
涙が答える 遠くまで
愛されたくて 嘘ついて
嫌われるのが こわかった
眠れないまま 目を閉じりゃ
あなたが夢にも 出てきます

私が近くに いるかぎり
あなたの不幸は つづいたわ
泣いて姿を 消すことが
せめて私に できること
ときが過ぎれば その訳を
あなたも分って くれるはず
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