そしてまた恋をする

いつからだろう 交わす言葉も
つれない君のその瞳に 僕じゃない誰かが映って
二人の間をすり抜ける 隙間風のような一瞬が
時を切り裂くスローモーション

歪みはじめた恋の中 揺れる心取り戻せず
近づくほど君を遠く感じている
静かな夜 とぎれる声 受話器の中
ぬくもりが頬につめたい

夕べの雨がまだ残ってる
水たまりに映る自分を アスファルトごとけとばして
急ぐ肩押し合うスクランブル
変わるシグナルにも気付かず 耳に飛び込むクラクション

終ったはずの恋がまだ 僕の心をしめ付ける
離れるほど君を近くに求めてる
静かな午後 見慣れた景色のどこにも
いやしない 解ってるのに

移ろう季節に 置き去りのままの
君との想い出が廻る

終ったはずの恋がまだ 僕の心をしめ付ける
離れるほど君を近くに求めてる
歪みはじめた恋の中 揺れる心取り戻せず
近づくほど君を遠く感じている
静かな夜 とぎれる声 受話器の中
聞こえてる 次の恋まで
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