零壱匁

零と二人 ここに在る
僕が何者かは僕自身が決めるんだ
人は謳う 過去の事
並べて言いたがるんだ
解りたがるもんなんだ

天が才を与えたなんて
平凡な指飾りで僕を彩らないで
たった一つ零の音と僕の名前だけで
それだけでいいからさ
×