PATAPURIKE

願いを叶えてよ パタプリケ
不思議なおまじない
今ではアルコールに浸かってしまった

秘密を教えてよ 街角で
年齢の呪いがまた顔を出して
あたしを睨むの

あたしの心を揺さぶる音楽が
イヤフォンから耳に流れる
瞬きする度溢れる涙に
間違いだらけだと気付いた午後

大切なものも守れない
大人ばっかで嫌になる
話の通じない人たちの傷付け合い
大切なものも分からない
大人は今日も欲に塗れて
「愛されない」
なんて、抜かすの

答えを教えてよ パタプリケ
古びたおまじない
今では煙の中に溶けていった

何処かへ連れ出して 遠くまで
あの日の記憶がまた胸を刺して
あたしを閉ざすの

忘れたつもりの文字の羅列が
時々また夢を蝕む
息を呑むほどの眩しい朝日に
「あたしは生きてる」と感じた今日

大切なものも守れない
大人ばっかで嫌になる
少しずつ忘れてしまうもの、それが何かも
大切なものも分からない
大人は今日も愛を求めて
貪るのは誰かの愛

大切なものも守れない
大人ばっかで嫌になる
少しの希望も見出せないそんな未来は嫌
大切なものを抱きしめ眠りにつく幼き日の
ように
心を満たすもの
それはあなたの目の前に
×