もうひとつの道

結婚なんて考えたこと
一度もないと言ったら嘘になる
だけどね初めからそんなつもりで
あなたと付き合っていたわけじゃないのよ

子どもみたいなとこがいいって
思ったことも確かにあったわ
だけどね年を経てもまるで変わらない
あなたを見ていたら恐ろしくなったの

本音を言えば壊れそうで
ことば選んで伝えてきた
口では俺も考えてるって
いつも言ってたけど何も変わらなかった

そんな急にとあなたは言う
でもね違うのよ聞かなかっただけ
分かれ道に一人立ったとき
あの人がいたのよ片方の道に

ああ今まで何をしてたんだろう
そう思ってしまったら続けられない
あなたとの時間は私の宝物
だけどもうわからなくなったのあなたが
だからもう仕方ないと思ってしまったの
この手紙書いてはみたけど
捨てるわ
×