柴又慕情

一年間も流れて来たんだな
風の鳴く方へと寝てみたり
お天道様の出る方へと歩いてみたり
一年間も流れたんだな

柴又から流れてさ
柴又から流れてさ
どこへ行っても この俺は
外者あつかい
一年間も流れたんだな

一年間も流れて来たんだな
吹きぬける風はいつも同じはずなのに
冷たく思うは体のせいか
一年間も流れたんだな

柴又へ帰ろうよ
柴又へ帰ろうよ

どこへ行っても やすらぐ
心は見えぬ
一年間も流れたんだな

柴又へ帰ろうよ
柴又へ帰ろうよ
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