雨やどり

傘は あなたが さしかけて
私がさせば ぬれるから
こんな形に 寄りそえば
むかしのことを 想い出す
あなたどこかで
あなたどこかで 雨やどり
お酒でも飲んで 行きましょうか

少し はしゃいで いいでしょう
何年ぶりの ことだから
外はしとしと 銀の雨
ゆっくり飲めと 降っている
あなた好みの
あなた好みの 古い歌
終わるまでここに いましょうか

肩が そんなに びしょぬれで
あいあい傘に ならないわ
もっと自分に さしかけて
私はいいの ぬれたって
あなた手にした
あなた手にした 女傘
写真でもとって みましょうか
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