夏花火

車を止めてと はしゃぎだす君の瞳には
打ち上がる花火が いくつも映っては消えてゆく

君の呼んでいる方へ 歩きながら思うよ
夏がくれたその笑顔の 輝きはもう消さないように

君と過ごした夏休みが 終わりを告げる頃に
来年の夏も君と二人で ここに来れたらいいな

駆け足で過ぎてく 時を追いかける僕だけど
壊れたサンダルじゃ 君ともまともに 歩けない

君の肩に手を掛け 笑い出す僕等は
いつか躓いた時には この日をただ 思い出せばいい

君と見上げる夏花火が 終わりを告げる前に
夜空を縁取る人の中で 隠れてキスをしよう

そうさ不思議さ 虫の音さえも
僕等には優しい歌で 届くんだよ

君と過ごした夏休みが 終わりを告げる頃に
来年の夏も君と二人で ここに来れたらいいな

君と見上げる夏花火が 終わりを告げる前に
夜空を縁取る人の中で 隠れてキスをしよう

来年の夏も君と二人で ここに来れたらいいね
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