ふたつの手の想い出

ふたつの手を握りあい
肩よせて歩いた
すみれいろの夕暮も
いつか消えていった
星をかぞえて祈っていた
幸せなふたりはどこへいったの
ふたつの手のぬくもりが
私をはなれない

ふたつの手はほどかれて
風に散っていった
並んで歩いた道を
ひとりで歩いてく
このさびしさがやがていつか
私を大人にかえるということを
ふたつの手の想い出が
わたしに教えてる
わたしに教えてる
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