空梅雨

そうだ灰色の雲に飲まれて
雨が僕を濡らしたんだった

静かすぎるあの場所で
静かすぎる彼は言った

嫌なことなんてもう考えなければ良いよ

朝の光がまた夜の光よりも
ずっと長く輝くまで僕は負けない

そして空梅雨のように予想を裏切る
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