7月のPLAY

なぜか年を重ねると
口は退化していくみたい
たった7つしか違わないのに
君は1度も1度も好きって言ってない

なぜか君はそこでしか
私と会えない身体みたい
たまには外でご飯食べようよ
喫茶店も入りたいよ

もしかして
君にとっちゃひと夏のアバンチュール
かもしれないけど 会いに

肝心なことなんて誰も教えちゃくんないし
そのヘッドフォンのコードでぎゅっと首を絞めてよ
そういうPLAYでしょ?
ほら激しく掻き鳴らしてよ
あなたのギターと私のスピーカーが
繋がっている間だけ素直に愛せるから

なぜかふとした瞬間に
愛されている気がしちゃう
スロースターターなのかしら
それともただの自意識過剰?

もしかして
君にとっちゃひと夏のアバンチュール
かもしれないけど 会いに

肝心なことなんて誰も教えちゃくんないし
そのヘッドフォンの先端でそっとホクロなぞってよ
そういうPLAYでしょ?
ほら激しく掻き鳴らしてよ
あなたのギターと私のスピーカーが
繋がっている間だけ密かに愛せるから

って、片足は沼の中へと
どんどんどんどんどんどん
7月が終わってしまう
もう ここに来ちゃいけない
キリなく反芻して

正しい順序なんて誰も教えちゃくんないし
どうしたらいいの?ちゃんと愛があればいいの
そういうPLAYでしょ?
ほら激しく掻き鳴らしてよ
あなたのギターと私のスピーカーが
不器用に繋がっていく
行く末は何処にある?
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