prehistoric

絡まった しがらみを
解いている 少しずつ
肌に触れた 感覚に
とらわれている 目に見えないのに

飲み込んだ かたまりが
すり抜けていく 少し残る
形のない 記憶たち
魅せられている 目に見えない

朝が来て
目を覚ますまで

今ここから そこまでのもの
変わりのない 言葉のない
色褪せても 僕を見つけて
連れ出して そばにいて
今ここから なにも無い場所へ
誰も知らない 見たこともない
声が枯れても 僕を揺らして
その先で 思い出して

疲れ切った足で そこに立っていれるように
語りかける
その声に 聞き覚えがあるように
近づいている
静まった朝を 迎えに行くように
僕たちは 形を確かめている

今はまだ 目を覚まさないで

今ここから そこまでのもの
変わりのない 言葉のない
色褪せても 僕を見つけて
連れ出して そばにいて
今ここから なにも無い場所へ
誰も知らない 見たこともない
声が枯れても 僕を揺らして
その先で 思い出すよ
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