君がいない

踏切越しの四月雪
追いかけていた君よ
眩しい 目を細めた
君が笑う
僕も笑った

ぬるい風が頬を撫でる
ふと過ぎるあの日の匂いに
目が回る 人混みの中
僕だけが取り残されてく

いつか君のように正しく
いつか君のように優しく
なれるまで繋いでよ
導いてよ
離さないでよ ねぇ

消えないでずっとこのまま
追いかけていた君よ
眩しい 目を細めた
君が笑う
僕も笑った

苦しくても逃げだせずに
君の足が動かない時も
僕が君を守れるように
強く強くいられたなら

いつか僕が君のように
いつか君が僕のようにと
言える時がくるまで
導いてよ
離さないでよ ねぇ

踏切越しの四月雪
追いかけていた君よ
苦しいよ 記憶の奥で
君が笑う
僕も笑うから

消えないでずっとこのまま
追いかけていた君よ
眩しい 目を細めた
君が笑う
僕も笑った
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