螺旋階段

アイツらは胡散臭い街で眠らない夜を過ごす
俺は普段と変わらずに眠らない夜を過ごす

叶わない夢を見ている

大好きなブラックコーヒーをもう一杯飲み干して
苦みがかった唾を吐いたなら涙目の自分と目があった

叶わない夢を見ている
夜はよく思考が巡る

いつからか人の理想はどんどんと大きくなって
このままでは自分の欲にただただ潰されていく

数字だけ追うコバンザメたち
踊らされていくあの少女たち
何もできやしない俺自身
ただただただ無力か

考えたら考えるほど螺旋階段に陥っていく
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