コーンポタージュ

ポツリポツリと光る街灯と自動販売機の灯りをアテに
君の街まで歩いてゆこう
肌寒いから紺のマフラーを巻いて

この山道は暗くなったらおばけが出ると君が言うから
ほんの少しの勇気を出して歩くペースをちょっとだけ早めてみた

朝が来るまでもう僕らはお気に入りのレコードかけて
スナック菓子をくしゃって食べ
欠けたグラスで乾杯しよう
あの神社の角を曲がれば君の家まであと少しさ
真っさらなものを見れるまで怒られるギリギリで歌おう

「このくらいは大丈夫?」
「このくらいは大丈夫。」
「明日は朝早いかい?」
「今夜は大丈夫さ。」

朝が来たって僕らずっと次の日を探していくんだろう
これからも何度でも
そんなもんと嘆く前に未来で笑い合う為だけに
これからも何度でも

朝が来るまでもう僕らはお気に入りのレコードかけて
スナック菓子をくしゃって食べ
欠けたグラスで乾杯しよう
あの神社の角を曲がれば君の家まであと少しさ
真っさらなものを見れるまで怒られるギリギリで歌おう

「このくらいは大丈夫?」
「このくらいは大丈夫?」
僕もそっと目を閉じて明日を夢見ていく

今でも君は足音を消し、部屋の明かりをそっと灯しているのかい?
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